研究課題/領域番号 |
17K00833
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
福永 健治 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (30278634)
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研究分担者 |
細見 亮太 関西大学, 化学生命工学部, 准教授 (20620090)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 魚肉タンパク質 / 加熱 / 消化 / インスリン / 魚肉たんぱく質 / 加熱処理 / 不溶性成分 / 腸内細菌叢 / 胆汁酸結合能 / 血糖値 / 糖質分解酵素阻害 / アミラーゼ / グルコシターゼ / 加熱調理 / 糖代謝 / 脂質代謝 |
研究成果の概要 |
本研究では、加熱処理による魚肉タンパク質の消化性および健康増進機能の変化を明らかにすることを目的とした。実験の結果、加熱処理により魚肉タンパク質の表面疎水度が増加し、消化管で生成する不溶性成分が増大する可能性が示された。また、加熱処理した魚肉タンパク質の摂取は、ラットを用いたインスリン負荷試験において、インスリンの作用を向上させることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加熱処理した魚肉の摂取によって血糖値コントロールに重要なインスリンの作用が向上することは、これまでに報告がなく食品化学分野の新たな知見になる。また魚肉の摂取による糖尿病予防にはエイコサペンタエン酸およびドコサヘキサエン酸といった脂質成分だけではなく、タンパク質成分も寄与しているという新たなエビデンスになることが期待される。さらに本研究で得られた知見は魚の消費増大、機能性食品素材の開発などにつながり、食を通じて日本人の健康維持に貢献できる。
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