研究課題/領域番号 |
17K00834
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 相愛大学 |
研究代表者 |
品川 英朗 相愛大学, 人間発達学部, 教授 (60551067)
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研究分担者 |
太田 美穂 関西医科大学, 医学部, 研究員 (90132935)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 咀嚼・嚥下 / MRI / 生体医用工学 / 生理学 / 栄養学 / 摂食嚥下 / 生体医用画像工学 |
研究成果の概要 |
日本摂食嚥下リハビリテーション学会分類に基づいた嚥下調整食やとろみ食に対するゲル化剤・とろみ剤の使用法や調合法についての検討を行い、それらのゲル化剤・とろみ剤によるとろみ食の口腔咽頭領域における物性変化や流動特性に関して、MRI動画記録法を用いて可視化した。また経時的な変化についても詳細な評価を試みた。画像解像度や画像の位置決め等についても比較検討を行った結果、X線嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)で得られる画像と同様な結果を得ることができた。非侵襲的で、放射線被曝の問題がないこの手法がさらに臨床の場面で実用化されることを期待したい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、臨床で、患者の摂食・嚥下の状態を把握することを目的として、X線嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)が広く一般に用いられている。これらの手法は、侵襲性があり、放射線被曝という問題を有している。そのため、臨床的に使用されることはあっても、研究目的で、健常者に対して使用することは、倫理上、好ましくないとされている。今回、我々の研究で用いたMRI動画記録法という手法は、非侵襲的で、放射線被曝の問題がないため、摂食・嚥下の研究や臨床において導入されることになれば、本研究の学術的かつ社会的意義は非常に大きいと考える。
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