研究課題/領域番号 |
17K00850
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
飯塚 勝美 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (40431712)
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研究分担者 |
武田 純 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 非常勤講師 (40270855)
堀川 幸男 岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (10323370)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ChREBP / ケトン食 / FGF21 / Angptl8 / Angptl3 / 3-OH-butyric acid / PPARα / PPAR alpha / hepatocyte / liver / Ketogenesis / Fgf21 / ketone body / Fgf-21 / β-hydroxybutyrate / de novo lipoenesis / 脂質異常症 / 肥満 / ケトン代謝 / インスリン / グルカゴン |
研究成果の概要 |
グルコース活性化転写因子ChREBPはグルコースやフルクトースにより活性化され、脂肪合成を司る転写因子である。本研究により新たに解明された点は、ChREBPの活性化及び抑制によるケトン合成低下の分子メカニズムを解明した点である。ケトンは絶食時のエネルギー源であり、ケトン食は抗肥満食として有用である反面、高濃度に蓄積すると生命に関わる物質であるため、本研究はケトン食の安全利用の上で重要な知見となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖質を脂質に変えるセンサータンパクであるChREBPは機能が亢進しても逆に低下しても、血液中の脂質であるトリグリセリドやケトンの濃度を低下させることが明らかとなった。両者は長い目で見るとともに空腹時に使われるエネルギーとなるため、ChREBPが摂食時に活性化され、間接的に空腹時のエネルギー調節に関与することを示唆する。またケトン食のような低炭水化物食は脂肪肝につながることが明らかとなった。したがって、間食などをせずに、適量の炭水化物を含む食事を規則正しい時間に摂取することが、血中の糖質脂質濃度調節に重要であると考えられる。
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