研究課題/領域番号 |
17K00857
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
首藤 恵泉 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 講師 (10512121)
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研究分担者 |
酒井 徹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (40274196)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 大豆イソフラボン / 癌幹細胞 / 癌 / 免疫 / 栄養免疫 / 慢性炎症 / がん |
研究成果の概要 |
T細胞の活性化に伴う慢性炎症は、メタボリックシンドローム発症の主要な成因であると同時に、癌遺伝子の活性化や癌の発症、進展に寄与している。これまで、大豆イソフラボンの免疫細胞および代謝病態へ作用することを検討してきたが、本研究は、大豆イソフラボンの癌代謝及び癌免疫への作用を明らかにすることを試みた。 癌幹細胞において大豆イソフラボンがどのような作用をするか注目した。3次元培養スフェロイド法を用いて検討したところ、大豆イソフラボンであるゲニステインにおいて、スフェロイド形成を有意に阻害することを見出した。本研究において、ゲニステインが癌代謝に関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の抗癌剤を使用しても、臨床画像では指摘できないレベルで治療抵抗性の癌細胞が残存し、再発を誘導する。この癌細胞が幹細胞と似た性質を持つことから癌幹細胞として知られており、これを制御することが重要である。本研究は、癌幹細胞に注目し、大豆イソフラボンの作用機序を解明し、癌代謝及び癌免疫への作用を検証する。さらに、他の抗癌剤との併用をin vivoを含めて検討することを通じて、副作用が少ない食品機能成分の癌治療への参画といった創薬的な新しい可能性を検証する。
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