研究課題/領域番号 |
17K00859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 名寄市立大学 |
研究代表者 |
山本 達朗 名寄市立大学, 保健福祉学部, 准教授 (90379389)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 大腸水素 / 酸化ストレス / 食物繊維 / 脳損傷モデル / 腸内細菌叢 / ミクログリア / 炎症 / 神経変性疾患 / 神経保護 / アストロサイト / 神経変性 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、食物線維等を摂取した際に大腸内の細菌叢により生成される水素が脳の酸化ストレス軽減および健全化に寄与することを明らかにすることである。本研究では、フラクトオリゴ糖などを摂取させたラットを大腸水素生成モデルとした。我々は、その動物を外傷性脳損傷モデルとして用いて、脳内のミクログリアとアストロサイトの活性変化を観察した。さらに、我々は、脳疾患発症予防を目指して食物繊維の質的および量的条件について解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、神経変性疾患の患者数は、その前段階の症状を含めると4人に1人と言われ、今後も増加することが予想されている。また、脳梗塞は予後にその多くが介護を必要とする状態になるなど、発症前の状態に戻すことは難しい。本研究は、食事の質を考え、大腸発酵を利用した水素生成によって、継続的に脳に水素を供給し、神経変性疾患や脳内炎症の拡大を予防・改善するという新規の概念に基づくものであり、必ず神経変性疾患の発症抑制、また脳挫傷などの予後の改善に寄与できるものと考える。本研究を実施は、栄養学的側面から新しい神経科学の基盤を構築し、栄養学の発展に大きく貢献できると考える。
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