研究課題/領域番号 |
17K00860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
林 久由 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 准教授 (40238118)
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研究分担者 |
石塚 典子 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教 (30440283)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | SGLT1 / GLUT / 能動輸送 / グルコース / Na recycling / Paracellular pathways / クロージン / 促進拡散輸送 / Na依存性 / 拡散輸送 |
研究成果の概要 |
小腸での栄養吸収は、生体が必要なエネルギーを外界から取り込むための根源的な機構である。 グルコースやアミノ酸などの主要な栄養素の小腸での吸収能力は、摂取された栄養素の量と比例しており、また多くの栄養素は、管腔内Na+との共輸送で吸収されている。このため、Na+に依存する栄養素の吸収メカニズムには大量のNa+が必要であると考えられる。 また、グルコース摂取量は、グルコース吸収能力と比例関係にあることが報告されているがその機序は詳細に検討されていない。 このため本研究では、小腸でのグルコース摂取量と、グルコース吸収機序との関係、栄養素吸収に必要なNa+供給システムの機序を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小腸のグルコース吸収機構の解明は、メタボリックシンドローム等の問題を考える上で、最も基本的な事項である。現在、教科書等で広く信じられている小腸からのグルコース吸収機構は、本来のグルコース吸収機構の一側面のみを見ていた可能性がある。グルコース吸収は、Na+に依存した能動輸送体SGLT1を介する機構のみであるとされているが、拡散による吸収機構の存在も提唱されている。しかし、この機構の生理学的意義は検討されていない。また、グルコース吸収には多量のNa+が必要であり、これは食塩摂取量よりはるかに多いが、そのNa+供給機構は明らかにされていない。本研究ではこれら機構を解明することを試みた。
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