研究課題/領域番号 |
17K00899
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
置村 康彦 神戸女子大学, 家政学部, 教授 (30204100)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 分岐鎖アミノ酸 / 筋萎縮 / 成長ホルモン / IGF-I / アミノ酸輸送体 / mTOR / 筋 / LAT1 |
研究成果の概要 |
筋萎縮による可動性の低下は、生活の質の低下につながる。筋萎縮を抑制することは、高齢化社会を迎えたわが国にとって重要な課題である。分岐鎖アミノ酸(BCAA)はmTORの活性化を介して筋萎縮を抑制するが、成長ホルモン(GH)を欠くラットではBCAAによるmTORの活性化がみられない。GHやGHによって増加するホルモンであるIGF-Iは、BCAAを含むアミノ酸の輸送体であるLATIを筋で増加させ、mTOR活性化作用を増強した。一方、LAT1を阻害するとIGF-IのmTOR活性化作用は減弱した。GH/IGF-Iは細胞内へのアミノ酸輸送を増加させてmTORに作用する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分岐鎖アミノ酸(BCAA)と成長ホルモン(GH)は筋萎縮を抑制する栄養素とホルモンであることがすでに知られていたが、本研究により、GHやGHによって分泌が促進されるホルモンであるIGF-Iの効果の少なくとも一部は、細胞内へのアミノ酸輸送の促進による可能性が示唆された。BCAAを摂取し筋萎縮を抑制するために、GH/IGF-I系の調節も考慮すべきことが明らかとなった。将来的には、筋萎縮を抑制する有効な栄養の取り方を示すことにつながるものと考える。
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