研究課題/領域番号 |
17K00901
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 九州看護福祉大学 (2022) 広島工業大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
村上 香 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 教授 (90295866)
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研究分担者 |
吉本 寛司 広島工業大学, 生命学部, 教授 (70111903)
島田 良子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 助教 (80739300)
片山 洋子 大阪青山大学, 健康科学部, 教授 (50047049)
奥 和之 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (40549797)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ルイボス / グリーンルイボス / 食欲 / グレリン / レプチン / ポリフェノール / アミノ酸 / ピニトール / 食欲亢進 / 健康長寿 / 発酵ルイボス / 非発酵ルイボス / アスパラチン / 糖類 / 遊離アミノ酸 / ホルモン / 機能性食品 |
研究成果の概要 |
高齢者の健康維持には、栄養管理が重要で、加齢による食欲減退と低栄養は問題となる。本研究では、発酵および非発酵ルイボスティー(RTおよびGRT)の飲用による食欲への影響を検討した。若齢ラット(7週齢)を、水飲用の標準群、RT飲用群およびGRT飲用群に分け、標準飼料自由摂取で3週間飼育した。摂食、飲用および体重増加量は各群間に有意差はなかった。一方、老齢マウス(44週齢)を同様に4週間飼育した。RTおよびGRTの摂取は、老齢マウスの血中グレリン濃度を上昇させて摂餌量を増加、利用効率を向上させ、体重増加を示すことが示唆された。RTおよびGRT飲用は、加齢による食欲減退を改善する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食欲亢進ペプチド:グレリンの分泌量は加齢により低下することがヒトやラットで明らかにされている。食品に関してはグレリン抑制物質の検索など肥満予防のための研究はみられるが、本研究は、老化による食欲不振への食品(茶飲料;発酵および非発酵ルイボスティー)の改善効果を検討した点が独創的で、学術的な意義がある。また、発酵および非発酵ルイボスティー(RTおよびGRT)はすでに日本で市販されて、長年飲用されていることから、生活に取り入れやすい点が社会的に意義があるといえる。今後は、その作用機序を解明するとともに、ヒトへの影響について検討する必要がある。
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