研究課題/領域番号 |
17K00902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 中村学園大学 |
研究代表者 |
日野 真一郎 中村学園大学, 栄養科学部, 准教授 (00372699)
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研究分担者 |
溝田 知香 中村学園大学, 栄養科学部, 助手 (80783125)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 消化管内分泌細胞 / 機能性ペプチド / GLP-1 / 消化管 / 内分泌細胞 |
研究成果の概要 |
トウモロコシに含まれる難消化性タンパク質であるZeinのアミノ酸のコンセンサス配列をもとに複数の候補となる合成ペプチドを作成し、NCI-H716 (L細胞)細胞株におけるGLP-1誘導に必要なZeinのアミノ酸領域を明らかにした。Zein によるL細胞でのGLP-1誘導に、Wntシグナル伝達経路の構成分子であるβ-カテニンの蓄積が関与していた。ZeinによるGLP-1誘導には、細胞外分泌タンパク質Wntとの相互作用またはcAMP/PKA経路の活性化によるβ-カテニンの増加などが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GLP-1は、膵臓のβ細胞でのインスリンの合成を促進する作用、いわゆるインクレチン作用を持つことで良く知られている。GLP-1の膵臓のβ細胞への作用は、糖尿病の治療に効果があることが示され、インクレチン関連薬の開発が進んでいる。本研究のような食物由来の機能性ペプチドによる細胞制御の詳細な解析は、機能性ペプチドによる血糖コントロール食材の応用につながることが期待される。
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