研究課題/領域番号 |
17K00905
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 西南女学院大学 |
研究代表者 |
天本 理恵 西南女学院大学, 保健福祉学部, 准教授 (00352344)
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研究分担者 |
内海 健 九州大学, 医学研究院, 教授 (80253798)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ミトコンドリア機能異常 / 葉酸代謝 / 一炭素代謝 / 心筋細胞 / 心臓組織 / p32タンパク質 / ミトコンドリア / 心疾患 |
研究成果の概要 |
葉酸代謝と動脈硬化、癌、認知症などの生活習慣病との関連性が注目されており、葉酸の摂取不足がこれらの疾患のリスク因子にもなることが報告されている。本研究では、ミトコンドリア機能低下による病態悪化に対して、ミトコンドリアの葉酸およびアミノ酸代謝機能の亢進が代償的防御機構として働くことを推察した。ミトコンドリア機能低下を老化や生活習慣病罹患の一因と考えると、葉酸の摂取がそれらの予防や重症化予防の一役を担うことが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミトコンドリア内での葉酸代謝の亢進は、癌や胎児の細胞では見られるが、正常細胞ではあまり見られない。中でもミトコンドリアの葉酸代謝酵素であるMthfd2は、正常の細胞での発現はないと言われている。本研究で用いたミトコンドリア機能異常の心筋細胞では、この酵素の発現が見られ、葉酸、アミノ酸代謝を亢進させ、ミトコンドリアにおけるエネルギー代謝機能の低下を補っていることが考えられた。生活習慣病予防のためにも積極的な葉酸摂取を推奨するための基礎となる結果が得られたと考える。
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