研究課題/領域番号 |
17K00906
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 東京家政大学短期大学部 |
研究代表者 |
重村 泰毅 東京家政大学短期大学部, 短期大学部, 准教授 (20373178)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | コラーゲン / 環状ペプチド / ヒドロキシプロリン / ペプチド / コラーゲンペプチド / Pro-Hyp / エラスチン / 線維芽細胞 / タンパク質加水分解物 |
研究成果の概要 |
コラーゲンペプチド摂取後のヒト血漿と尿から、ヒドロキシプロリン(Hyp)を含む食事由来環状ペプチドを検出することができた。これらHypを含む食事由来環状の主要成分としては環状Pro-Hypであることが分かり、LC-MSを使用して濃度を算出した。環状Pro-Hypはコラーゲンペプチド摂取後に血漿と尿中で有意に増加し、それぞれ1時間と2時間後に最大値に到達した。それら最大濃度は、血漿中と尿中でクレアチニンあたり10.1と2.32mmol/molであった。それらは、血漿中と尿中で鎖状Pro-Hypの5と2%に相当する値であった。7 nmol/mLの環状Pro-Hypは皮膚線維芽細胞の増殖を促進した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで食品中に環状ペプチドが存在することは知られていた。本研究では食品ペプチド摂取後に、それらが血中に吸収されて尿へと排出されることを初めて明らかにした。医薬品として環状ペプチドが流通しているが、食品としても機能性が明らかになれば食品への新たな付加価値の寄与に貢献が可能となる。また本研究から、摂取後に体内で食事由来環状ペプチドの濃度が増加し、被験者間で体内での食事由来環状ペプチド吸収もしくは形成が異なる可能性について見出した。これが環状ペプチドの機能性の個人差を及ぼすことも推測される。本成果から、今後の研究推進によって学術面だけでなく、健康寿命延伸に貢献できる社会的貢献にも大いに期待できる。
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