研究課題/領域番号 |
17K00926
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 新潟県立大学 |
研究代表者 |
田村 朝子 新潟県立大学, 人間生活学部, 教授 (60240991)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 幼児 / 運動器機能 / 口腔筋力 / 生活習慣 / 食事摂取量 / 子どもロコモ / ロコモティブシンドローム / 食教育 / 口腔機能 |
研究成果の概要 |
3~5歳児(約300人)の身体測定、運動器機能チェック、口腔機能測定、食習慣・生活習慣調査を行った。その結果、運動器機能チェック4項目において、全てできた園児は、1項目以上できない項目があった園児に比較して、身長、体重が大きく、除脂肪量が高くなった。筋力については、握力に有意差はなかったものの口腔筋力の舌圧と「パ」「タ」「カ」の発音回数が有意に高くなった。さらに、生活習慣では、全てできた園児は外遊びの時間が長く、テレビ視聴時間が短く、たんぱく質、カルシウム摂取量が多い傾向にあった。このことから、運動器機能チェックよって、幼児の食事摂取や生活習慣の傾向を把握することができることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、幼児の運動器機能を4項目の運動器チェックによって判定した。4項目のできた項目が多いほど身長、体重が大きく筋肉量が多い。握力や口腔筋力が強く良好に身体機能が発達していることがわかった。またこれらの幼児ほど外遊び時間が長く、テレビ視聴時間が短いこと、たんぱく質、カルシウム摂取量が多いことを明らかにした。したがって、簡単な運動器機能チェックによって、幼児の運動不足や食習慣・生活習慣が推測できることがわかった。幼児期の運動器機能低下は、成人期の運動器機能不全に陥るリスクを高めるため、この予防に本研究成果がつながり、幼児期からの運動器機能チェックは社会的に意義あるものと考えられる。
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