研究課題/領域番号 |
17K00927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 福岡女子大学 (2021) 椙山女学園大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
佐久間 理英 福岡女子大学, 国際文理学部, 准教授 (10551749)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | リン / 血清リン濃度 / 食習慣 / 高脂質食 / 栄養学 |
研究成果の概要 |
血清リン濃度の上昇は動脈硬化性疾患の発症に強く関与するため、健常時から適切に管理する必要がある。そこで本研究は、血清リン濃度の管理に適した食習慣の解明を目的とした。 ラットを用いて食事性脂質がリン代謝に及ぼす影響を検討したところ、高脂質食(特に飽和脂肪酸食)は標準食に比べ、小腸リン吸収を増大させることが示唆された。また、若年健常者を対象に血清リン濃度と食品摂取状況との関連性を評価した結果、高頻度の菓子類および麺類の摂取は、高い血清リン濃度と関連する可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血清リン濃度の上昇は、高血糖・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病と同様に動脈硬化を惹起する因子であるが、その危険性に対する世間の認知度は低く、適切な食事療法についても十分に解明されていない。本研究は、健康に及ぼす危険性が高いにも関わらず、あまり注目されてこなかった「食習慣による血清リン濃度の管理」に焦点を当てた研究である。本研究結果は、食習慣による血清リン濃度の管理に役立つことが考えられ、健康長寿の達成や、増加の一途を辿っている医療費の削減に貢献できると考えられる。
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