研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ヒトの食生活を模したスケジュールで制限給餌を行い睡眠への影響を調べる動物実験を行うものであり、長期的に睡眠を安定に測定するためのシステムが必要であった。そこで本研究では2つの測定システムを製作した。1つ目は無拘束で睡眠時脳波を測定するための小型アンプ兼ロガーである。一般的に脳波測定では、頭部に埋め込まれた電極とアンプがケーブルで繋がれるが動物の活動が制限されてしまうため長期測定には向いていない。製作した小型アンプ兼ロガーではこの問題を解決できた。さらに動物への負担低減のため、呼吸リズムを記録するための測定装置および解析方法の開発も行った。
本研究の最も大きな成果は、睡眠研究に必要な脳波・呼吸信号を長期間安定に測定できるげっ歯類用の測定システムを開発したことである。睡眠の制御に関わる神経機構や分子機構の解明、睡眠薬の開発は主にげっ歯類を用いた動物実験により進められていることから、本研究での成果は睡眠研究の発展に寄与するものであると考える
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