研究課題/領域番号 |
17K00941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
堀井 千夏 摂南大学, 経営学部, 教授 (00273863)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 食彩デザイン / 複合現実感 / 色彩情報処理 / 支援システム / 食事支援システム / 食品カラーリスト / 匂い感 / 高齢者の食卓 / 匂い感強化 / 高齢者 |
研究成果の概要 |
高齢者にとって食事は日常生活における重要な彩りとしての役割を持ち、嗅覚や味覚による食の楽しみが求められる。しかし、加齢が進むに連れて摂食能力が減退し、食事による感覚刺激を十分に得ることが難しくなるため、食欲低下などから栄養不足となる高齢者は多い。こうした問題を解決するために本研究課題では、食事の匂い感を色彩で強調することを目的として摂食前の行動に着目し、食事における7種類の味覚成分から連想する色分布に基づいた匂いの強化色を推定した。また、この推定色を実空間と仮想空間を融合するARメガネと食事環境を取得する可動式カメラを用いて仮想的に色再現する食事支援システムを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、食事の匂い感を強化するための色情報を推定し、この推定色を仮想的に高齢者の実食で再現する食事支援システムを構築した。本システムを活用することで、摂食制限などから偏った食材を選んだり、単調で薄い味付けとなりがちな高齢者の食事に対して匂い感を仮想的に付加し、食欲低下の傾向にある高齢者の食事に楽しみや満足感を提供することが期待できる。
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