研究課題/領域番号 |
17K00942
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
太田 淳子 神戸学院大学, 栄養学部, 准教授 (50619062)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 介護予防 / サルコペニア / フレイル / 下肢筋力 / 食事パターン / 早期評価 / 心理的フレイル / 咀嚼能率 / 負担感 / 高齢者 / 健康寿命 / QOL / 調理時動作 / 調理能力 / QOL / ロコモ |
研究成果の概要 |
介護予防には、下肢筋力の早期評価と適切なアプローチが必須である。本研究では、下肢筋力の簡便な評価法と予防につながる食事パターンについて検討した。骨粗しょう症外来患者における調査では、下肢筋力低下群では和食や野菜に偏っていたが、下肢筋力維持群では様々な食品群の出現頻度が高く共起していた。介護予防には適切な食事の正しい認識と実践につながる情報提供が必要である。実験的に下肢筋力を低下し実施した歩行テストでは、わずかな下肢筋力低下でも心理的負担感は増加した。下肢筋力低下の簡便なスクリーニング法として、日常生活動作における心理的負担感評価の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
早期に簡便に筋力低下を評価し、個人に応じた適切なアプローチを行うことは介護予防において必須である。筋力低下により調理時間の長い筋力維持には必要な栄養や食事に関する適切な情報と共に、身体機能に合わせた実践法の提案が必要である。筋力指標として重要な下肢筋力を、早期に筋力評価可能な簡便なスクリーニング法が必要である。本研究の結果、身体機能評価では寛容される程度の筋力低下であっても本人の負担感は増大しており、スクリーニングとしての有用性が示唆された。今後さらに検討は必要であるが、本人さえも意識しない程度の軽微な筋力低下に対するスクリーニング法の確立につながると考える。
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