研究課題/領域番号 |
17K00955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大野 栄三 北海道大学, 教育学研究院, 教授 (60271615)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 物理教育 / 力学 / 眼球運動 / 視線計測 / 問題解決 / 視線追跡 / 科学教育 / 形成的評価 |
研究成果の概要 |
人文・社会学系大学生、高校生を対象にして、物理の問題を解答中の彼らの眼球運動を調べ、視線追跡のデータを分析することによって、彼らが使っている問題解決の方略やその背後にある思考過程を解明する研究を行った。 (1)Force Concept Inventory(FCI)の問題を使った実験を行い、速度、加速度の概念についてどこまで理解しており、それを問題解決に利用できているかを分析した。文系大学生と理系大学生との比較を行った。 (2)視線計測の実験で使用する物理の問題を、フィンランド及びチェコと共同で開発し、高校生を対象にした実験を行った。解答をグラフまたは文章のどちらかの選択肢で提示する問題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視線計測技術を使って、学習者(高校生及び大学生)が物理の問題を解決する際の眼球運動を計測し、彼らの問題解決の方略、誤解や思い込み、理解に至る過程を明らかにしようとするものである。初等・中等教育課程、文化や社会の違いが問題解決の方略や思考過程に及ぼす影響について考察するときの根拠となるデータが得られる。本研究の成果は、物理の理解度を調査する問題の改善や授業中に用いる教材(設問)の開発に役立てることができる。
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