研究課題/領域番号 |
17K00958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
野澤 恵 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 准教授 (10261736)
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研究分担者 |
萩野 正興 国立天文台, 大学共同利用機関等の部局等, その他 (90437195)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 太陽観測 / 分光観測 / 電波観測 / 太陽分光器 / 多波長観測 / 太陽分光観測 |
研究成果の概要 |
太陽はプラズマの実験室と言われ、プラズマの基本的な性質を理解するに適した天体である。そこで太陽観測用の自作分光器の製作と観測を行い、深化させた分光観測を通して、太陽物理教育を実践することが目的である。このため持ち運び可能な自作分光器を製作し、太陽現象のドップラー速度の検出などが可能となった。これにより太陽物理教育だけでなく科学教育の物理的な理解を深める優れた教材となった。これは高等教育レベルを通しての社会への還元であり、分光器の製作を通じ、太陽物理教育を修めた人材の育成に結び付けた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
持ち運び可能な太陽観測用の自作分光器を製作し、定常的な観測を行う基礎的な成果を残すことができた。これにより、太陽観測を題材に「科学的な観測」を行う動機付け、すなわち「気づき」を促すことであり、この「気づき」を通過点とし、「科学的な観測」を実践できる人材の育成、すなわち高度な科学教育を習得した人材を社会に還元することである。その手段として、太陽嵐の原因となるプロミネンス噴出の高精度の観測を通じた「科学的な観測」を高等教育レベルで実践できる人材を育成することできた。
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