研究課題/領域番号 |
17K00976
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
小澤 大成 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (60253241)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 授業研究 / 教材研究 / コンピテンシーベースカリキュラム / 理数科教育 / 問題解決能力 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
カメルーン国ヤウンデ市においてパイロット初等学校および中等学校を対象として,地域の文脈に即した問題解決能力を向上させる理数科教育プログラムが教材研究の手法を用いて開発されることを,現地教育省カウンターパートと共同で支援した。授業研究により,初等学校では2019年改訂カリキュラムに基づく生徒のコンピテンシーの開発を目的とした学習が強調された授業が実施され,また中等学校においては状況問題がより授業目的を反映したものとなっていた。事前事後テスト結果の比較では12問中6問で成績の向上が見られ,理数科教育プログラムの一定の妥当性および適用性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
途上国における授業研究の質向上のため,教材研究を現地の課題に対して適用する事例から,授業研究のより深い展開への示唆を得ることができた。そして地域の文脈に沿って問題解決能力を評価するテスト問題を開発することで,途上国の教員にとって捉えづらい子どもたちが最終的に得る問題解決能力はどのようなものであるかを示すことができた。さらにパイロット校で確立した課題解決のプラットホームは,新カリキュラムの導入を含め常に改革を求められる学校現場で機能すると考えられ,今後の展開が期待される。
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