研究課題/領域番号 |
17K00982
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
榊原 暢久 芝浦工業大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30235139)
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研究分担者 |
吉田 博 徳島大学, 高等教育研究センター, 講師 (80619908)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | FD / 高等教育開発 / 教員支援 / 理工系 / 発問 / 講義形式授業 / パラダイム転換 |
研究成果の概要 |
自ら学び、自らで論理的考察を構築し説明出来る、将来にまで及ぶ汎用的能力をもった学生の育成を重視した授業実践は、日本の理工系大学基礎教育では皆無に等しい。このような学生を育成するためには、従来の講義形式だけではない、高い活動性や双方向性をもつ講義が求められるが、高い活動性や双方向性を授業内で維持するためには、学生が題材を理解していく過程や問題点に関する経験知、周到な授業デザイン能力、教員のファシリテーション能力が必要だからである。この研究では、理工系教員がこのような授業を実施するための支援プログラム開発と体系化を図り、全国の理工系教員に効果的にFD支援をした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、発問を取り入れた授業のパイロット版を設計し、それらを含む授業設計に関する研修プログラムによって周知・普及させていることにある。また、このプログラムを含む理工系教員向けFDプログラムを体系化し、実施することで、全国の理工系教員に対して、効果的にFD支援をしていることにある。上記の授業設計方法および研修プログラムがさらに広く普及した場合、現在行われている講義主体型の理工系基礎教育が大きく転換(「教育パラダイム」から「学習パラダイム」へ転換)し、学生の能動的学習が促進され、理工系基礎教育の質保証が大きな進展を遂げる。
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