研究課題/領域番号 |
17K00992
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
木室 義彦 福岡工業大学, 情報工学部, 教授 (30205009)
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研究分担者 |
家永 貴史 福岡工業大学, 情報工学部, 准教授 (00393439)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | プログラミング / 視覚障害 / ロボット / 初等中等教育 / プログラミング教育 / 視覚特別支援学校 / 10キープログラミング / ユニバーサルデザイン / 移動ロボット / 教育工学 / 初中等教育 |
研究成果の概要 |
今日の情報化社会では初等中等教育における情報技術教育が必要とされ,様々なプログラミング教材が用いられている.しかし,初心者向け教材のほとんどは,グラフィクスを多用し,視覚障害のある児童生徒は利用できなかった.我々は,晴眼盲弱の区別なく利用可能なプログラミング教材を実現するために,ビジュアルプログラミング言語よりも簡単な,数字キーのみを用いるプログラミング環境を設計,移動ロボット教材を構築した.この教材を用いた実験授業を盲学校や各種イベントで実施し,プログラミング習得に要する時間(逐次処理まで)が,視覚障害のある小学生で15分以内,晴眼小学生で5分以内であり,教材が有用であることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
適切に設計されたテキストプログラミング言語であれば,ビジュアルプログラミング言語と同等以上に簡単に,かつ,晴眼盲弱の区別なく,日本語や英語の区別もなく,小学校低学年からプログラミングを学習できることを示した.晴眼盲弱を区別しないプログラミング教材というアプローチは,他に類がなく学術的な意義があると思われる.また,PC不要で特別な準備もなく母語でプログラミングを学習できることは,社会的意義も大きいと思われる.
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