研究課題/領域番号 |
17K01000
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 豊田工業高等専門学校 |
研究代表者 |
杉浦 藤虎 豊田工業高等専門学校, 電気・電子システム工学科, 教授 (70206407)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ロボカップ / 自律移動 / ロボット / 創造性教育 / 出張授業 / 高等専門学校 / 工学教育 / 実践教育 / ものづくり / 科学教育 |
研究成果の概要 |
本研究は,人工知能を応用したコンピュータ対人間の対戦サッカーシステムの開発およびデモンストレーションシステムの構築を目的として行った。 まず,ノートPC1台で実施できるシステムを構築し,出張授業に利用した。特に子供でも楽しめる工夫や機能を取り入れた。すなわち,対戦相手を人間とAIから選び,AIのシュート精度や防御精度を対象年齢に合わせて設定できる仕様にした。次に,AIを用いたロボットの意思決定アルゴリズムの導入のため,ニューラルネットワークとモンテカルロ木探索を組み合わせたシステムを構築した。さらに,ロボット複数台による,ボールのスムーズなパスプレイを実現させ,連携(協調)動作も実現させた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではロボカップサッカー小型ロボットを用いて,人工知能(AI)対人でミニゲームを行うシステムの開発を行い,小中学校への出張授業や県内外でのイベントに使用した。子供を含む一般市民にAIの有用性を理解・体験してもらう機会の提供は,科学に対する興味を引き出し,より快適・安全な生活をおくる上でのきっかけを与えた。 研究期間中,年10回程度実施し,体験者からは「画像認識,自動制御の技術が身近になってきたと感じた」「操作が簡単で小さい子供でも楽しめた」など高い評価を得た。また,ロボカップ世界大会に出場した研究補助学生の英語運用能力(TOEIC点数)を追跡調査し,本研究の教育効果を確認した。
|