研究課題/領域番号 |
17K01002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 津山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
佐々井 祐二 津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 教授 (40235239)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 天文 / 公開講座 / 測光解析 / 食連星 / 光度曲線解析 / ケプラー方程式 / 天体観測 / ランダム行列 / 地域貢献 / 天文教育 |
研究成果の概要 |
天文教育のため、小中学生を対象とする公開講座としての「天体観測会―君も未来のガリレオだ!―」を12回開催した。望遠鏡操作係を担当する補助学生はこれらの公開講座により相互教育されている。我々は食連星の測光解析も行い、IU Perの新しい光度曲線を提示した。分光データによる視線速度は、口径1mの望遠鏡でも取得が困難である。そこで、視線速度の代わりに、類似星のデータからスケールを取り入れ、IU Perの物理量をWilson-Devinneyコードを用いて計算した。その結果、IU Perは質量の小さい成分星がロッシュローブを埋めている半分離系であることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小中学生と本校学生を「未来のガリレオ」に教育することで、科学技術立国日本の将来を担う人材育成の一助となる。小中学生と保護者対象の天体観測会では観測体験と共に組立望遠鏡、ペーパークラフト及び簡易分光器の工作などで天文の世界に触れることができた。望遠鏡操作係を担当する補助学生は相互教育に加え、Wilson-Devinneyコードを用いる食連星の光度曲線解析により、高度な天文教育を実践した。分光データによる視線速度は取得が困難であるので、その代わりに、類似星のデータや質量光度関係からスケール導入を試みた。つまり、教育現場やハイアマチュアの活動で得られる貴重な測光観測データの有効活用法を提示した。
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