研究課題/領域番号 |
17K01008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 有明工業高等専門学校 |
研究代表者 |
清水 暁生 有明工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (90609885)
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研究分担者 |
石川 洋平 有明工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (50435476)
深井 澄夫 佐賀大学, 理工学部, 客員研究員 (30189906)
淡野 公一 宮崎大学, 工学部, 教授 (50260740)
中武 繁寿 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (10282831)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アナログ集積回路 / 工学教育 / 演算増幅器 / アナログLSI / CMOS / 反転授業 |
研究成果の概要 |
アナログLSI設計に興味を持って高等教育機関へ進学する子供を増やすために,小中学生を対象としたアナログLSI設計講座を開催した。本講座では,アナログLSIの基本回路ブロックであるCMOSオペアンプを設計した。さらに,事前に試作しておいた同オペアンプにスピーカーを接続し,音が増幅されていることを確認した。設計するオペアンプの出力段として三種類の回路を用意し,それぞれの音質の違いを確認することができた。一般的な回路設計には数ヶ月を要するが,回路ブロックを用意することで,レゴブロックを組み立てるような感覚で設計できる環境を構築した。これにより,3時間程度で講座を実施することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
半導体消費量の増加やセンシングデバイスの需要増加に伴い,アナログLSI設計技術の重要性が高まっている。既に大学や企業においてアナログLSI設計教育を行っているが,アナログLSIに関わる研究室や会社に興味を持つ学生が少ないことが問題になっている。日本のアナログLSI開発の歴史は長く,海外と比較して高い設計技術を有している。しかし,高度な知識を持った人材の高齢化に伴い,技術の伝承が難しくなるため,早期教育が重要である。 本研究によってアナログLSI設計に興味を持った子供たちが,将来,アナログLSIに関わる職業に就いたとき,日本の高いアナログLSI設計技術を未来へ繋げられることが期待される。
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