研究課題/領域番号 |
17K01018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
中島 雅子 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (80758342)
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研究分担者 |
堀 哲夫 山梨大学, その他部局等, 理事 (30145106)
清水 誠 埼玉大学, 教育学部, 名誉教授 (30292634)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自己評価 / 学習・授業改善 / 教師教育 / 形成的評価 / OPPA / パフォーマンス評価 / 教育評価 / 理科教育 / OPPA論 / 資質・能力の育成 / 学習・指導の機能をもつ評価 / 指導と評価の一体化 / OPPシート / 教育方法学 / 教師の資質・能力育成 / 概念の形成過程 / 一枚ポートフォリオ評価 |
研究成果の概要 |
本研究では,OPPAに注目し、理科教育における自己評価の「問い」を活用した学習・授業改善方法の開発研究を行った。主な成果は、①学習者が自己評価の「問い」により自身の概念や考え方の形成・変容過程を自覚することで,資質・能力の育成が促される。②それと同時にそれらを教師が確認し,フィードバックすることで授業の何が問題だったのかを具体的に把握できることになることが教師の授業改善,さらには,教育観の変容を促すことになる。③学習者の自己評価と教師の自己評価は,この概念形成の自覚化という視点により結びつくことが可能になることである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な意義としては、これまで「思いを吐露するもの」と言われてきた自己評価であるが、適切な自己評価の「問い」を解明することで、自己評価による学習・授業改善、および、教師教育を可能にするという自己評価論に新しい突破口を開いた点である。 社会的意義としては、学習・授業改善の視点を明確化し、指導と評価の一体化を可能にすること。さらに、それを、教師教育へ適用することで児童・生徒の学習改善と教師の授業改善を促す新たな評価論 と、それを活用した授業方法を、教師や教師を目指す学生に広く提供することができることである。
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