研究課題/領域番号 |
17K01028
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
芝原 寛泰 京都教育大学, 名誉教授 (60144408)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | マイクロスケール実験 / 理科教育 / 個別実験 / 探究活動 / 主体的活動 / 小学校理科 / 中学校理科 / 高校化学 / 主体的学習 / 理科実験 / 教材開発 / 授業実践 / 科学教育 / 言語能力 / 実験・観察 / 能動的学習 |
研究成果の概要 |
2017~2019年度において開発・改良した教材は、小中高等学校の理科を対象に、①ダニエル電池②霧箱実験③鉛蓄電池④空気電池⑤呈色板による電気分解⑥テルミット反応の各テーマで、各実験の教材化においては個別実験をねらいとしてマイクロスケール化の検討を行った。マイクロスケール実験の学校現場への継続的な活用を念頭におき、できるだけ安価で安全な器具の開発を積極的に行った。授業実践では、児童・生徒の評価も高く、指導者側の負担も少なく、今後の普及に向けて大きな成果となった。マイクロスケール実験による実験時間の短縮と個別実験の実現は、児童・生徒の考える力の育成と主体的・能動的な学習を支援することがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習指導要領の改訂を間近に控えた研究期間において、マイクロスケール実験の特徴を生かした教材開発と授業実践による検証行ったが、理科実験において、児童・生徒が主体的に取り組むための具体的な提案となった。同時に、マイクロスケール実験の様々な特徴の中で、個別実験の実現が大きく貢献していることがわかり、今後の研究の方向性を再確認した。 開発した教材実験については、論文発表及び学会発表をとおして積極的に公表した。また児童・生徒を対象にした授業実践だけでなく、教員を対象にした実験教室や研修においても紹介を行った。今後の理科教育の改善につながり、また新学習指導要領への対応についても指針を与えることができた。
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