研究課題/領域番号 |
17K01038
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
比嘉 俊 琉球大学, 教育学研究科, 准教授 (30780390)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 外来生物 / 持続可能社会 / 学校教育 / 教育学 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
沖縄島内88ヶ所を調査したところ,メダカが確認できたのは3ポイントで,グッピーは41ポイントで見られ,メダカより有意に多かった。また,水槽内でメダカーグッピーを混合飼育すると,5ヶ月後には,メダカの数はゼロになった。 外来生物について小学校で授業を行った。「メダカを放してはいけないのはなぜだろうか」というアンケートを採ると,授業後では外来生物を視点とした回答が有意に多かった。また,中学校では,外来生物の対応策として殺処分は避けるという意見も出て,外来生物は悪ではないというイメージを持っている生徒は授業を受けていない生徒より有意に多かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
野外でメダカが減っている原因の一つと考えられる外来生物との種間競争を水槽内混合飼育で確認できた。また,外来生物に関する授業を受けた小中学生は外来生物の防止やその対策について考え,外来生物に対するイメージも変化した。 現実の外来生物対策をみると,行政の予算の範囲内で業者が駆除する場合が殆どである。仮に,行政から外来生物対策の予算がつかない,または,減額になったらどうなるのだろうか。そのために普及啓発を通した市民育成が必要である。この普及啓発は義務教育段階から必要で,本研究によりその効果が確認できた。
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