研究課題/領域番号 |
17K01040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 四條畷学園大学 (2021) 梅花女子大学 (2019-2020) 奈良県立医科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
青山 美智代 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (80264828)
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研究分担者 |
西薗 貞子 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (50458014)
勝井 伸子 奈良県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90290436)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 看護過程 / IBL学習法 / 論証的思考 / 米国看護学用語 / 看護の職業化 / 看護アセスメント / 看護理論用語 / インタビュー / 看護の世俗化 / 米国看護理論 / 文化的歴史的コンテクスト / わかりにくさ / シラバス / IBL / アクティブインタビュー / 問題解決思考 / 看護理論 |
研究成果の概要 |
大学教育における看護過程の教育内容を把握するために、看護の思考の中心としてのアセスメントを主に教える全国の看護系大学の看護過程のシラバスを分析し、探求型学習であるIBLによる看護アセスメント教育における思考論証能力の多面的評価を行った。 看護過程が基盤とする米国看護学の文化的コンテクストの把握のため、キリスト教社会における看護職の成立を辿った。米国看護学由来の用語の活用実態について、臨床看護師にインタビュー調査を行い、活用における問題点を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護過程は思考論証が中心的学習内容であるはずだが、看護系大学における看護過程はシラバス分析から見ると論証的思考力に焦点があるとは言えないという課題が見つかった。 看護過程が生まれた米国看護学が前提とする文化的、歴史的、社会的背景の理解により、日本人が明示的には意識しないが実は看護に大きく影響している道徳性(宗教性)と女性の生き方という面を改めて認識することで、歴史的、社会的存在としての看護職をより重層的に理解でき、将来への展望も与えうる。米国看護学由来の用語を日本の臨床看護師がどう活用しているかの実態調査により、言語化と共有、確認という面での日本人看護師の抱える問題点が明らかになった。
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