研究課題/領域番号 |
17K01042
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
片山 豪 高崎健康福祉大学, 人間発達学部, 教授 (60635754)
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研究分担者 |
林 秀則 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (60124682)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 教材開発 / 生物教育 / 実験教材 / 生命科学 / 教育普及 / 細胞骨格 / 教員研修 / 高等学校 / 一塩基多型 / ABO式血液型 / PCR法 / 生命科学教材 |
研究成果の概要 |
生命科学を中心とした実験教材として,①DNAの簡易抽出と確認実験教材,②セントラルドグマを可視化する実験教材,③生物顕微鏡で細胞骨格を観察する実験教材,④ギムネマ茶やミラクルフルーツを用いた実験から刺激の受容を学ぶ実験教材等を開発した。これらの教材を実験講座や高等学校の正規の授業で実践し,普及活動を行ってきた。①②の実験教材については,市販されている。また,教材の普及を考える上で,教員研修で体験した実験の高校現場における実施状況を調査したところ,優れた教材であっても,普及には,教科内での時間,予算,教員のゆとりが必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生命科学は急速な進展を遂げたが,教育現場では先端技術を理解するための観察・実験の教材が不足している。また,現職教員に対する新しい観察実験の手法を紹介する教員研修が少なく,研修を受けても,設備,時間,予算の不足が原因で生徒に還元されにくいという現状がある。設備,時間,予算の不足の面の解決については,政策も関わるので抜本的な解決には至らなかったが,本研究において開発された教材が論文や実験書での紹介,教材キットとしての販売は,高校生物を履修する生徒にとって,理解を深めるだけではなく,思考力の向上,将来の科学技術を担う若者の育成に有意義である。
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