研究課題/領域番号 |
17K01078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石井 秀宗 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (30342934)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | テスト理論 / 問題作成ガイドライン / 項目分析 / 項目作成ガイドライン / 教育測定学 / 教育工学 |
研究成果の概要 |
本研究では,問題作成ガイドラインに準拠した問題と準拠しない問題からなるテストを作成・実施して,問題作成ガイドラインの効果を実証的に検討した。その結果,ガイドラインに非準拠であることが受検者に気づかれないにも拘わらず,正答率が変化する項目があることなどが確認された。問題の作成の仕方によっては,出題者の意図していない影響が,受検者にも意識されることなく,テスト得点や項目特性に及ぶことが明らかにされた。 また,テストに関する知見を普及・浸透させるため,テスト理論や項目作成ガイドライン等について解説するウェブサイトを開設した。多枝選択式問題のデータを分析する項目分析システムも開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経験を積んだ作題者であれば,テスト問題の質の評価や,正答率などの項目特性を,ある程度予測することができるが,本研究の成果を利用することにより,経験の浅い作題者においても,それらをなし得るようになる。項目分析システムを利用することにより,テストや項目の評価を行うことも可能になり,テスト全体の質が向上する。 また,多くの教員が,問題作成ガイドラインの存在すら知らないため,自分のテスト作成法に不安を抱いている。テストに関する知見や,問題作成ガイドライン,具体的な問題修正事例を公開することにより,教師の問題作成能力の向上が期待される。
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