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英語による読み聞かせ型多読の脳科学的効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 17K01084
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教育工学
研究機関大分大学

研究代表者

大下 晴美  大分大学, 医学部, 准教授 (00618887)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードNIRS / 英語絵本 / 読み聞かせ / 発達・学習段階の差 / 視線追跡 / 英語読み聞かせ / 多読 / 絵本 / 英語教育
研究成果の概要

本研究では,(1)発達・学習段階の異なる学習者に対する英語絵本の読み聞かせ聴取時の脳反応と(2)「読み手」側の英語絵本読み聞かせ中の脳反応について,NIRS(近赤外線分光法)を用いて検証した。小学生・中学生・高校生・大学生を対象に,日本語と英語の絵本読み聞かせ聴取時の脳活性状態を比較した結果,小学生と中学生・高校生・大学生では脳活性状態に違いが見られ,英語学習歴が長いほど,日本語と英語の読み聞かせ聴取時の有意な差が前頭前野の広範囲に認められた。また,「読み手」側においては,音読読みと聞き手を意識した読みという2つの読み方の違いによる脳活性状態に有意差は見られなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本人学習者に対する英語絵本の読み聞かせは,導入期を中心に普及しつつあるが,その効果に関する科学的な検証はこれまであまり行われていなかった。また,発達・学習段階の異なる学習者を対象に,同じ指導法の効果について脳科学的見地から検証した研究も見られない。そのため,発達・学習段階の異なる学習者,特に小学生と大学生においては,英語絵本の読み聞かせ聴取時に脳の前頭前野の賦活部位および賦活状況に違いがあることを示した点が本研究の学術的意義であり,今後,発達・学習段階に応じた指導法,教材選定基準の提案につながる可能性がある。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本人大学生における英語絵本読み聞かせの効果に関する脳科学的検証2019

    • 著者名/発表者名
      大下 晴美
    • 学会等名
      九州英語教育学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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