研究課題/領域番号 |
17K01092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 日本薬科大学 |
研究代表者 |
村井 保之 日本薬科大学, 薬学部, 准教授 (30373054)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 触指 / 触図 / モーションキャプチャ / 視覚障碍 / 視覚障害 / 触指位置追跡 / 光学式モーションキャプチャ / 触図・触画 / 触指位置記録 / ヒューマンインタフェース / 触指解析 |
研究成果の概要 |
視覚障碍者に図や形状を理解させることは難しい。それは、視覚障碍者が図や形状をどのように手で触って(触指)認知しているのかの理解が不足しているからである。本研究は、視覚障碍者の図や形状の認知過程を解明するため、触指の際の指の位置を検出し、その軌跡を記録し触指を定量的に分析・評価した。触指の記録と分析にはステレオカメラ方と光学式のモーションキャプチャシステムを用いて触指動作を指先の座標データとして取得し分析した。本研究の最終目標は視覚障碍者が獲得した図形イメージの可視化であり、その先には図や形状のイメージを言語化して、視覚障碍者への情報補償を図ることにある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚障害者が行う触指の触指位置を検出・追跡して,そのデータを情報科学的に分析する試みは殆ど行われていない。このことが,視覚障害者の形状理解に対する支援体制が遅れている原因でもある。我々は触指情報から,視覚障害者がどのように対象物のイメージを理解するのか,どのように認知像を創生するのかを明らかすることを目的としている。 触指を理解するための定量化を試みた本研究は,それ自体に特色があり,得られた成果は触知の評価だけでなく,図形や形状への情報獲得支援に応用できる。例えば,視覚障害者が使う機器のボタンの位置や操作など,どこが原因で触指情報を獲得しづらいかなどよりアクセシブルな判断指標にもなり得る。
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