研究課題/領域番号 |
17K01100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
松尾 美香 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (30521067)
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研究分担者 |
望月 雅光 創価大学, 経営学部, 教授 (70284601)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | アクティブラーニング / アクティブラーニング不適応 / アクティブラーニング適応度尺度 / 授業設計 / 適応感 / 苦手意識 / グループ編成 / 冒険教育 / 身体性 / 非認知能力 / 授業不適応 / アクティブ・ラーニング |
研究成果の概要 |
アクティブラーニング(以下、AL)に不適応学生のための授業設計とその支援についての基礎的な研究を行った。AL型授業の調査では、AL導入の程度は異なるが、能動的な学修に導くAL手法が取入れられていた。良質なAL型授業を調査すると、詳細な授業設計、チームビルディングの実施、丁寧なクラスマネージメント、挨拶とお礼の徹底が行われていた。また質問紙調査の結果からALへの苦手意識を7項目に分類できた。 これらを踏まえて、ALへの適応状況を識別できる尺度を開発するための基礎的な研究を行った。その結果、人間関係の構築、自信がない、積極的な学び、フリーライダーの4つの下位因子から構成される尺度を試作できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ALの負の側面に着目した研究はあまり行われていないため、本研究の学術的な意義は大きい。特に、ALに適応できない学生の特質が分かったことから、今後、AL型授業の導入が進み、ALに適応出来ない学生が増加しても、それに配慮したAL型授業を実施できるようになる。また、このような学生への対応は、退学者を予防することにも繋がるため、社会的な意義も大きい。さらに、本研究成果の活用により、ALに適応できることで学生が社会に出た際に、社会への適応性を高められる可能性があることも意義深い。
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