研究課題/領域番号 |
17K01101
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 会津大学短期大学部 |
研究代表者 |
中澤 真 会津大学短期大学部, 産業情報学科, 教授 (40288014)
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研究分担者 |
梅澤 克之 湘南工科大学, 工学部, 教授 (20780282)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | プログラミング教育 / 初等教育 / 学習履歴 / 学習分析 / 学習支援システム / 反転学習 / 協働学習 / 教授学習支援システム |
研究成果の概要 |
小学校向けプログラミング教育のカリキュラム編成や授業モデルとして,プログラミング的思考を単に養うだけでなく算数などの一般科目の理解の深化に役立つ実践的な方法を学年と単元別に示すことができた.また,このモデルによる学習効果についても明らかにすることができた.さらに,生徒のプログラム編集履歴から3種類の異常状態に現れる特徴的なパターンを明らかにし,授業に集中できていない生徒や論理エラーの原因がわからずに混乱している生徒を教員に提示することで速やかなサポートができるようにした.また,生徒が作成するプログラムの中から,他の生徒にも紹介すべきような特異なものを効率よく抽出することもできるようにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校の現場ではTT体制を常に用意できるわけではないため,つまずいている児童の把握や,指導すべきポイントを教員一人で対応しようとするとかなりの時間的ロスを生じる.このため,本研究における学習者の状態を的確に把握するアルゴリズムに基づき,この結果を教員へフィードバックする機構は有用な授業支援ツールとして広く利用されることが期待される.また,プログラミング教育が2020年に必修化されてからも,実施にあたって手探りの状態の小学校が多い中で,算数の理解の深化についての学習効果を確認済みの学習モデルを提示できたことは,授業をすぐに実践できるだけでなく,より俯瞰的な授業設計ができるようになるであろう.
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