研究課題/領域番号 |
17K01106
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 和彦 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (90344548)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 遠隔協調学習 / 発展途上国 / 不安定ネットワーク / 情報システム / 教育工学 / コンテンツ共有 / 教育支援システム |
研究成果の概要 |
発展途上国の環境向けの教育支援システムとしてユニットを開発した。学校間にユニットを設置することで,不安定なネットワーク上で安定したコンテンツ共有環境を実現した(機能①)。また,ユニット個々のバッテリー充足率や消費電力量から稼動可能時間を可視化した(機能②)。最終年度にネパール現地で稼働実験を行った結果,機能①は問題なく動作した一方で,機能②は現地で入手可能なバッテリーと計測センサーが合わず,うまくデータを取れない問題に直面した。また,停電が発生した際に,バッテリーへの切り替えがうまく働かず,システムがダウンしてしまう不具合が生じた。実運用には課題が多く残されていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
eラーニングは,都市部の学校と地方の教育資源の貧しい学校間の教育格差を無くす優れた手法であると期待されている。しかし,実際はeラーニングは安定した高速通信環境を前提とし,発展途上国はその安定した通信環境が無く,恩恵を受けることができない。本研究は,そのような不安定な通信環境しか有さない学校に安定したeラーニングを与える遠隔学習システムを実現するための機能を有するユニットを開発し,ネパールの都市部と山間部の学校間での実地試験により,提案するシステムの実現性と有用性を示した。
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