研究課題/領域番号 |
17K01111
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
山本 光 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (00293168)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 教育データ分析 / 教育実践記録 / 教師教育 / 授業記録 / 授業映像 / 著作権 / 遠隔授業 / 情報モラル / ICT活用 / 質問紙調査 / データ解析 / 授業観察 / eラーニング / 量的調査法 |
研究成果の概要 |
本研究では、教員に眼鏡型カメラを装着し、授業実践を記録することで実施する予定であった。しかし、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、教室での映像記録を行うことが充分にできなかった。一方で、得られたデータなどの分析方法の検討および手法の開発などに、研究主題をシフトすることで、さまざまな知見が得られた。 特に、30から40人の児童生徒の特長をとらえるための統計手法として、従来の頻度論による統計手法とベイズ統計手法との比較を行った。その結果、小サンプルでの統計にベイズ統計は直接確率が計算できることから、2クラス以上の比較を行う際には、一定程度有効であることなどが示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育活動の記録には教室の後ろから動画撮影をすることが多いが、教員に眼鏡型カメラを装着しその映像を記録することで教員視点の記録ができることが分かった。さらに、360度カメラを利用することで、教員と児童生徒の両方を記録し、授業の様子の再現性が高いことが分かった。 また、教室内での教育活動の効果や成果はエビデンスをもって示していく必要がある。しかし、従来の頻度論的統計分析では30から40人の少ないデータでの処理は有意な結果が得られないことが多い。本研究では、ベイズ統計を用いることで、得られた小データから母集団の分布を生成し直接確率を求めることから教育効果のや成果の比較が可能となることが明らかとなった。
|