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携帯型e-ポートフォリオを活用した臨床実習カリキュラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K01121
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教育工学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

五十嵐 寛  浜松医科大学, 医学部, 特任教授 (40313960)

研究分担者 中島 芳樹  浜松医科大学, 医学部, 教授 (00252198)
加藤 孝澄  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (80204478)
外村 和也  浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (90436965)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードe-ポートフォリオ / スマートデバイス / アクティブラーニング / フィードバック / 形成的評価 / e-ラーニング / シミュレ^ション
研究実績の概要

開発中のe-ポートフォリオの入力方式は、スマートデバイスに表示された技能に関する経験目標一覧に対して、学生が経験した項目をクリックした上で指導医に認証を求める形式である。ベッドサイドでの実習中に学生指導医ともに入力することが出来るので、技能に関する形成的評価には明らかな利点が認められるようになった。一方、スマートデバイスにはキーボードが無いので文字入力が面倒だと文字入力に関して当初から指導医には不評であった。平成30年度から全診療科の臨床実習で開始した紙媒体のポートフォリオでは学生へのテキストによるフィードバック(形成的評価)を開始し、両方を併用することで双方の欠点を補うことができるようになったと考えている。
研究開始当初よりスマートデバイス(iPod)を購入し、e-ポートフォリオアプリをインストールし、スマートデバイス(iPod)5台に、e-ポートフォリオアプリをインストールし、麻酔科蘇生科臨床実習の医学生全員に1台ずつ携帯させ、出席管理、クルズス参加状況、担当症例の入力、経験した経験目標項目の入力を漏れなく行っている。常時携帯しているe-ポートフォリオに経験目標が明記しており、学修履歴が蓄積されている事などから、学生のアクティブラーニングを促していると考えている。
残念ながらiOSのバージョンアップによりe-ポートフォリオアプリが作動しなくなり、開発したe-ポートフォリオソフトウエアを対応できるように更新を試みたものの上手く稼働することができす、iOSを用いたアプリ開発を断念した。
しかし令和4年度には、本学で採用しているLMSの"manaba"のポートフォリオ機能を連動させ、オンラインでデータ入力できるe-ポートフォリオのシステム開発に着手し、令和5年度に稼働した。現在は臨床実習中の学生全員がタブレットPCで新e-ポートフォリオを使用している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

iOSのバージョンアップにより開発中のe-ポートフォリオアプリが作動しなくなり、開発したe-ポートフォリオソフトウエアを対応できるように更新を試みたものの上手く稼働することができす、iOSを用いたアプリ開発を断念した。
その代わり本学で採用しているLMSの"manaba"のポートフォリオ機能を連動させ、オンラインでデータ入力できるe-ポートフォリオのシステム開発を開発し、令和5年度に稼働した。現在は臨床実習中の学生全員がタブレットPCで新e-ポートフォリオを使用している。

今後の研究の推進方策

新たに開発したのe-ポートフォリオは、本学で採用しているLMSの"manaba"のポートフォリオ機能を連動させ、オンラインでデータ入力できるシステムである。このシステムであればWebに接続することができるデバイスであれば機種やOSを選ばずに入力できる。令和5年度に稼働させ、現在は臨床実習中の学生全員がタブレットPCで新e-ポートフォリオを使用している。
今後は新e-ポートフォリオで得られたデータを解析し、より臨床実習の教育効果を高める事が可能なシステムに改善していく。

報告書

(7件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 日本におけるシミュレーション医療教育関連学会の連携2022

    • 著者名/発表者名
      五十嵐寛、石川和信、二階哲朗、万代康弘、阿部幸恵、金子一郎
    • 雑誌名

      日本シミュレーション医療教育学会雑誌

      巻: 10巻 ページ: 108-113

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本のシミュレーション教育向上のための認証プログラムの開発2021

    • 著者名/発表者名
      五十嵐寛、石川和信、駒澤伸泰、万代康弘、金子一郎、藤野ユリ子、阿部幸恵
    • 雑誌名

      日本シミュレーション医療教育学会雑誌

      巻: Vol.9 ページ: 93-98

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] セミナーをデザインする,という事の意味2020

    • 著者名/発表者名
      五十嵐寛
    • 雑誌名

      日本臨床麻酔学会誌

      巻: 40 号: 1 ページ: 75-79

    • DOI

      10.2199/jjsca.40.75

    • NAID

      130007799581

    • ISSN
      0285-4945, 1349-9149
    • 年月日
      2020-01-15
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 日本におけるシミュレーション医療教育関連学会の連携2021

    • 著者名/発表者名
      五十嵐寛
    • 学会等名
      第9回日本シミュレーション医療教育学会 学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 麻酔科蘇生科臨床実習におけるe-Portfolio 活用の現状と問題点2021

    • 著者名/発表者名
      五十嵐寛
    • 学会等名
      第16回日本医学シミュレーション学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-12-25  

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