研究課題/領域番号 |
17K01128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山本 幹雄 広島大学, アクセシビリティセンター, 准教授 (70335636)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 合理的配慮 / 音声認識 / 遠隔支援 / アクセシビリティ / 高等教育 / コモディティ化 / ユビキタス / ICT / AICT / クラウド / リソース・シェアリング |
研究成果の概要 |
本研究では、実用的なクラウド型ユビキタス支援システムを構築するとともに、これを実際の授業支援に試験的に導入し、ユビキタス支援モデルに基づく合理的配慮のコモディティ化の検証を行った。 具体的には、①支援のマネジメントシステム②リモート面談システム③音声認識技術を活用した遠隔字幕支援システム④配慮事項のオンライン通知システムを構築するとともに、支援カバー率や支援コストの定式化を行い、コモディティ化の評価を行った。実際の授業支援での運用結果をサンプルとした評価結果では、リアルタイム字幕支援において、支援カバー率の3割増及び単位時間当たりの支援コストを3割削減できることを示すことが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、授業や教材等の教育資源に対するアクセシビリティ担保に必要となるICT(AICT)を実効的に大学教育にクラウドを介して導入するAICTユビキタス(「誰でも」「いつでも」「どこでも」可能な)支援モデルを開発・提案するとともに、合理的配慮のコモディティ化(日用化、汎化)を図ることを目的としている。本研究では、要約筆記を含むリアルタイム字幕支援を音声認識技術をリモートで部分的に導入することにより、段階的に自動化することで、ユビキタス支援がカバーする授業時間数の拡大と1時間あたりの支援コストの削減を両立できることを、具体的に示すことが出来た。
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