研究課題/領域番号 |
17K01132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 立正大学 (2019-2021) 高知大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
鹿嶋 真弓 立正大学, 心理学部, 特任教授 (10644362)
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研究分担者 |
村上 達也 高知工科大学, 共通教育教室, 准教授 (00743791)
鈴木 高志 高知工科大学, 共通教育教室, 准教授 (90725938)
福住 紀明 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 講師 (80801878)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 教師の指導行動 / メタ認知 / 蓄積データ / 問いを作る授業 / メタ認知促進プログラム / 問いを創る授業 / 自己教育力 / 自律性 |
研究成果の概要 |
本研究では,教師の指導行動を,教師のメタ認知の向上を通じて改善し,その効果検証を実践場面において多角的に行うことで,その有効性をさらに高めることを目的に,以下3研究を行った。それらは,「蓄積データ」実施による「教師の変化」について,1)質的な側面から検討,2)量的な側面から検討,3) 「蓄積データ」を行うことでの,「児童・生徒の変化」についての検討,であった。 これらより,「蓄積データ」を実施した教師にとって,全体的にポジティブな評価を受け,その有用性を感じていることが明らかになった。また,児童・生徒においては,学級の風土,クラス内における社会的行動が,有意に高くなることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校現場では,いじめや学級崩壊,不登校など,児童生徒を取り巻く課題が山積みにされている。そのため学級は十分な機能を果たしにくい。このような状況の中で,教師の指導力不足の解消,あるいは教師の自身の指導方法への固執の解消は,学校現場において取り組むべき急務であると考える。 そこで、教師が生徒への生徒指導上の指導方法がうまくいっているか否かについて,自ら客観的に気づくことがきるようなプログラムとして開発したものが「蓄積データ」である。本研究は,この「蓄積データ」を活用し,教師の指導行動を教師のメタ認知の向上を通じて改善し,その有効性をさらに高めることに対して,一定の知見を提供しうる点に意義がある。
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