研究課題/領域番号 |
17K01156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 首都大学東京 (2018-2019) 名古屋外国語大学 (2017) |
研究代表者 |
加藤 由香里 首都大学東京, 国際センター, 教授 (90376848)
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研究分担者 |
大島 光代 名古屋学芸大学, ヒューマンケア学部, 准教授 (00639164)
佐藤 慎一 日本福祉大学, 国際福祉開発学部, 教授 (10410763)
北野 健一 大阪府立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (20234263)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 社会スキル / キャリア教育 / 学習ポートフォリオ / アーティキュレーション / 日本語教育 / メンタリング / 学習意欲 / 学習思考言語 / 教科学習 / 教育工学 / 外国人児童生徒 / 接続教育 |
研究成果の概要 |
本研究は,学習に関心を持ちにくい外国人児童生徒に対して,小学校から大学進学までの各学習段階に必要な「学習思考言語」と「社会スキル」を組み合わせた実現例を示すことにより,彼らが学習意欲を高め,積極的に現在の学習を意味づけることを目指した。外国人児童生徒の学力問題について,幼児教育,中等教育,高等教育の専門家が集まり,問題を抱えた子供たちに対してどう接していくかについて議論を行った。その結果,「社会生活言語」は来日後1-2年で習得が可能であるが,教科学習に必要な「学習思考言語」は,5-7年の期間が必要なため習得が難しいこと,特に,低学年で来日した場合は,学習上の問題を抱えやすいことが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加藤は,2015年から愛知県主催の「外国人児童生徒等による多文化共生日本語スピーチコンテスト」に審査委員長としてかかわり,外国人児童生徒ならびに,保護者,支援者らとの情報交換を行ってきた。また,大島は,小学校の教員と幼稚園・ 保育園の保育者の言語に関する意識を継続的に調査し,保育者が視覚的補助教材や「遊び」が,児童らの文章理解と構文力の発達を促す可能性を見出した。中等・高等教育の分野では,北野が,中等高等教育機関の教員を対象として,ワークショップを企画し,教育力の支援を試みた。佐藤は高等教育における体験型学習を超えた,異文化理解教育の在り方について新たな提案を行っている。
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