研究課題/領域番号 |
17K01164
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
山岸 秀一 広島工業大学, 情報学部, 教授 (10609902)
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研究分担者 |
松本 慎平 広島工業大学, 情報学部, 准教授 (30455183)
加島 智子 近畿大学, 工学部, 講師 (30581219)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | C言語 / プログラミング / 学習支援 / 読解学習 / 潜在ランク理論 / 初学者 / 読解 / 知識 / 定量化 / 自動生成 / データ構造 / スライシング / ラーニングアナリティクス / LMS |
研究成果の概要 |
研究代表者らはこれまで,ソースコード自身の内的な情報(データ依存関係)のみに基づいた読解学習教材を対象とし,プログラミング初学者にとって理解を阻害する可能性のある要因(記述)を明らかにした.しかし,成果は代入文にのみに留まり,また,各記述の知識の定量化には至っていなかった.そこで本研究では,読解学習の対象を制御文や配列まで広げ,潜在ランク理論により,ソースコード記述自体が有する困難度をプログラム依存関係に照合しながら解析した.そして,各記述の読解に必要とされる知識量を段階的に定量化した.定量化した分析結果に基づき教材を構成し,従来よりも有効な読解学習を実現させた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プログラミングの習得知識や技能水準を読解学習から定義することを試みた研究は十分に行われていない.とりわけ,プログラミングを不得手とする学習者層を対象として,「不得手の契機となる原因」や「理解を妨げる要因」をプログラム構造やソースコード記述自体といった内的構造の観点から明らかにしようとした研究は見当たらない.この点に本研究の学術的貢献がある.本研究では,得られた知見を応用し学習支援システムを開発したため社会的意義も大きい.利用者適応型学習支援システムは多く構築されているが,本研究では,コードの記述単位ごとの知識量を定義する目的で潜在ランク理論の適用を試みており,この点が新規性と言える.
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