研究課題/領域番号 |
17K01167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 石川工業高等専門学校 |
研究代表者 |
長岡 健一 石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (60249779)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | セキュリティ / ネットワーク / 情報教育 / 情報セキュリティ / e-Learning / 教材 / シミュレータ / セキュリティ教育 / パスワード / 教育工学 / サイバーレンジ / シミュレーション |
研究成果の概要 |
情報セキュリティについて学習する仮想疑似情報セキュリティシミュレータをまず開発した。インターネット上の一般的な一連のサイバー攻撃をクラウド上のシステムを利用して学習者が擬似的に体験できる内容としている。これにより、クラッカーによる攻撃手法を学ぶことができ、その防御方法について考察できるようにしている。 研究代表者が担当している、情報セキュリティ教育科目で本システムを活用し、システムのユーザビリティ評価やアンケート評価を行うことで、学習者から高い評価を得ることができた。また、システム導入前後の達成度評価の比較を行うことで、システムの教育効果も明らかになり、セキュリティ教育の質の向上を達成できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報セキュリティ教育では実際の演習をとおして学習することが有用とされており、これまでにもサイバーレンジ(セキュリティ演習システム)が用いられてきた。しかし、サイバーレンジの多くは大規模なシステムで、利用にも費用が必要であるなど、高等教育機関における情報セキュリティ初学者の利用にはハードルが高かった。本システムはクラウド上で利用でき、初学者に必要なコンパクトな内容としており、上記のような問題点を改善できる。 本システムを利用した教育の質の向上が確認でき、今後の情報セキュリティ教育に活用することで、我が国で不足している情報セキュリティ分野の人材育成に役立つと考えられる。
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