研究課題/領域番号 |
17K01174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 京都大学 (2022) 総合研究大学院大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
伊藤 憲二 京都大学, 文学研究科, 准教授 (90345158)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 科学史 / 物理学史 / 高エネルギー物理学 / 冷戦 / 日本の物理学史 / 日本の科学史 / 高エネルギー加速器研究所 / 科学と外交 / 冷戦期科学 / 日本科学史 / 高エネルギー物理の歴史 / ビッグサイエンス |
研究成果の概要 |
本研究は、日本における高エネルギー物理学の成立を国際的な文脈と、国内における文化政治の文脈からとらえることを目指し、そのための調査を行い、研究発表をしたものである。とくに本研究においては、科学と国際政治に関する科学史的研究を大きく進展させ、国際的な研究に貢献することができた。また、国内の政治的、文化的文脈のなかに日本の高エネルギー物理学の成立を位置づけることについては、国際学会で発表ずみであり、現在、論文を執筆中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本において重要な分野である高エネルギー物理学の成立を国際的および国内政治文化的な文脈から歴史的に論じるものである。高エネルギー物理学は極めて高価で、大量の物的、人的資源を要する、基礎科学の研究分野であり、実用の可能性が低いにも関わらず、このような資源が投入されていることは説明を要する。これについては、米国においては冷戦期における核戦略の一環として、欧州においては欧州統合の政治的文脈において説明されることが多いが、西側諸国においてこれらと並んで重要な拠点である日本においてなぜ高エネルギー物理学が成立し得たのかについては、これまで説明がなかった。本研究はその説明を与えるものである。
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