研究課題/領域番号 |
17K01179
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 京都大学 (2019-2022) 熊本県立大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
平岡 隆二 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (10637622)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 天文学史 / 宇宙論 / 江戸時代 / イエズス会 / 天経或問 / スヘラの抜書 / 西川如見 / 東アジア科学 / 東アジア伝統科学 / 天文学 / 西川正休 / 『天経或問』 / 地理学 / 近世日本天文学 / 小林謙貞 / 長崎聖堂 / 思想史 / 日本史 / 長崎 |
研究成果の概要 |
本研究では、18世紀初頭の日本で、天文・気象現象にまつわる科学的探究の新たな枠組みとして提唱された「天学」概念の成立にまつわる諸問題の解明に取り組んだ。とくに(1)南蛮系宇宙論書の成立と継承、(2)江戸初中期の時計駆動天文模型、(3)『天経或問』の流布と影響、という3つのテーマに沿って研究を進めることで、「天学」概念成立の史的背景と、それが江戸時代における科学的自然探究の展開に果たした役割の重要性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
江戸初中期日本における自然学の展開を、歴史学の手法を用いて跡付けることで、日本社会における科学的自然探究の初期の実像を明らかにしたこと。またその調査・分析結果を、日・英両語の論文等を通じて広く公開し、将来の国際的な研究の基盤を構築したこと。またそれらの成果は、近世日本の科学史にとどまらず、思想史、文化史、海外交流史など多方面にわたる波及効果が期待できること。
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