研究課題/領域番号 |
17K01187
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
小野 尚香 畿央大学, 教育学部, 教授 (70373123)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 幼児 / チャイルドヘルスケア / 医療的支援 / 特別支援教育 / スウェーデン / 神経発達症群 / 幼児期 / 医療 / 保健 / 就学前学校 / インクルーシブ教育 / 発達障害 / 不登校 / 医療と教育の連携 / 基礎学校 / 就学前クラス / 医学的知見 / 支援モデル構築 |
研究成果の概要 |
スウェーデンにおける神経発達症群の範疇にある子どもの支援のあり方について、乳幼児期から学童期を中心として、医療・保健・教育・福祉的な施策を横断的に多角的に研究をすすめ、医学の知見がエビデンスとして応用され具現化されている現象を調査し報告した。イェーテボリ大学ギルバーグ精神神経センターでの研究成果の一部を整理し、GavleborgにおけるBrygganチームの活動をはじめ、6市の就学前学校、就学前クラス、基礎学校において、神経発達症群のある子どもに対する医学的知見が活用された支援について調査し報告した。また、小児保健センターでの包括的な子どもと保護者の支援について行政資料を基に調査し報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スウェーデンにおける、神経発達症群の子どもに対する、医療・保健・教育を横断する調査・検討を通して、生活や地域における医療的支援に含まれる子どもの人権や教育および心理的機能、また小児保健センターの実践における子どもを取り巻く環境への介入や親に対する精神的社会的支援などの特徴を整理した。また、就学前学校においては、医学的知見が指導法に活かされ、さらに健康問題のリスク予防にも留意されていることは特記すべきことであった。これらは、現在、日本における教育や福祉現場での医療的支援の在り方に示唆を与えるものであり、学会や論文発表、また保健・保育現場における研修等によって、その実践方法を紹介した。
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