研究課題/領域番号 |
17K01193
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
石黒 直隆 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 客員研究員 (00109521)
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研究分担者 |
本郷 一美 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 准教授 (20303919)
寺井 洋平 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 助教 (30432016)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ニホンオオカミ / イヌ / ミトコンドリア / DNA / 系統解析 / ミトコンドリアDNA / ゲノム解析 / ヤマイヌ / 二ホンオオカミ / オオカミ / ゲノム / DNA |
研究成果の概要 |
ニホンオオカミは古くからオオカミやヤマイヌと呼ばれてきた。江戸時代にシーボルトが蒐集した標本も含め海外の博物館に保管されている標本6点と日本で確認されたニホンオオカミの標本についてミトコンドリア(mt)DNA解析を行った。その結果、シーボルトのヤマイヌと呼ばれた標本のmtDNAは、ニホンオオカミ型であった。一方、ヤマイヌの標本は、形態的にニホンオオカミと少し異なることから、イヌとの交雑の可能性を強く示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シーボルトが蒐集した標本を含めて海外の博物館に保管されているニホンオオカミの標本のmtDNA解析は、本研究が初めてである。これまでシーボルトコレクションのヤマイヌの正体は不明であったが、本研究によりヤマイヌはニホンオオカミ型のmtDNAを有することが明らかとなった。これにより、当時ヤマイヌと呼ばれていた動物は、ニホンオオカミかあるいはイヌとの交雑種であることが示された。
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