研究課題/領域番号 |
17K01210
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
池辺 伸一郎 熊本大学, くまもと水循環・減災研究教育センター, 客員教授 (10796311)
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研究分担者 |
藤見 俊夫 熊本大学, くまもと水循環・減災研究教育センター, 准教授 (40423024)
鳥井 真之 熊本大学, くまもと水循環・減災研究教育センター, 特任准教授 (40711908)
奥野 充 福岡大学, 理学部, 教授 (50309887)
鶴田 直之 福岡大学, 工学部, 教授 (60227478)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 震災遺構 / 遺構保存 / 災害査定 / 防災コミュニケーション / プロジェクションマッピング / アーカイブ / 災害博物館 / 震災ミュージアム / データベース / まちづくり協議会 / 剥ぎ取り断面 / AR / VR / 震災遺産 / 地震 / 防災 / 博物館 |
研究成果の概要 |
平成28年熊本地震を例に,住民や関係自治体等も巻き込んだ災害遺構の保存と防災教育・コミュニケーションに効果的な災害博物館の構築・運営プロセスを検討した.まず,災害遺構の保存では,災害復旧事業制度との兼ね合いから,保存を担う自治体の人的・経済的負担が増大することが障壁となる.また,復旧工事などの事業情報を集約可能な自治体の部署を中心に保存協議会を設置することが,効果的・効率的な保存に帰結する.災害遺構の防災教育・コミュニケーションへの活用には,災害発生前よりの防災活動や,発生後の調査情報のフィードバック,そして遺構保存活動への住民参加など,研究者と地域住民や自治体との信頼関係の醸成が重要となる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は,災害遺構の保存と防災教育・コミュニケーションでの活用までの活動を,2016年熊本地震からの復旧復興過程においてリアルタイムで実施・検証したものである.災害遺産は防災・減災活動の動機付けとして,また,教訓.記憶として重要な役割を担う.災害の多い我が国において,大きな災害に遭遇した際の手順把握に本研究が助力となる.
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