研究課題/領域番号 |
17K01222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
初澤 敏生 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (10211476)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 東日本大震災 / 産業復興 / 風評 / 福島県 / 生業 / 風評被害 / ふるさと学習 / 温泉観光地 / 熊本地震 / 令和元年台風第19号 / 産業 / 復興 / 防災教育 / 震災復興 / ブランド化 / 災害 |
研究成果の概要 |
本研究では、災害被災地域における産業復興の動向と、その有効な振興策について実証的に明らかにすることを目的とした。これにあたり、福島県の農水産業の風評被害の検討と再ブランド化について他産地の事例を含めて検討した。観光業に関しては福島県の宿泊業と福島県を着地とする教育旅行について検討を加えた。東日本大震災後、福島県への入込は大幅に減少したが、復興需要もあり、観光旅館が低迷する一方、ビジネスホテルは比較的好調を維持した。Covid-19の流行により、教育旅行の圏域は大幅に縮小され、南東北及び北関東からの入込が大幅に増加することになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では東日本大震災の被災地である福島県を例に、有効な産業復興の方法について検討を加えた。農林水産業と観光業では風評被害の改善が特に重要である。筆者は特に水産業を中心として、風評被害の改善に再ブランド化が必要であり、そのために必要な手法を他産地の調査から検討した。また、観光業に関しては特に教育旅行の回復が大きな課題となっており、筆者は教員を対象としたモデルツアーの実施などによる情報発信の有効性を指摘した。本研究は単に福島県の復興のみならず、様々な地域における風評被害払拭に有効であると考える。
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