研究課題/領域番号 |
17K01239
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
奥野 充 福岡大学, 理学部, 教授 (50309887)
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研究分担者 |
中村 俊夫 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 招へい教員 (10135387)
佐藤 鋭一 大阪府立大学, 理学(系)研究科, 准教授 (40609848)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | テフラ / アレウト / 火山噴火 / 考古遺跡 / 放射性炭素年代 / アナングラ島 / ウムナック島 / ウナラスカ島 / フォックス諸島 / 噴火史 / 泥炭層 / テフラ層序 / 完新世 / 海面変化 / 火山 / 遺跡 / 自然災害 / 環境変動 |
研究成果の概要 |
フォックス諸島ウムナック島西部ニコースキーから約7 km北のアナングラ島に,アレウト最古の考古遺跡(約8400 BP)があり,アリューシャン博物館Hatfield博士やロシア科学アカデミーSavinetsky博士らと共同研究した.アナングラ島で泥炭層を約1.7 mを掘削し,深度1.5 mと0.7 mの粗粒テフラ(T-1,-2と仮称)は共に安山岩質岩片や遊離結晶などで,斜長石,直方輝石,普通輝石,鉄チタン酸化物を含む.ニコースキー周辺のAsh ⅢとAsh Ⅳに対比されるが,得られた炭素14年代はこの対比から推定される年代より大幅に若い.ウナラスカ島イリイリウク川上流の泥炭層は完新世初期まで遡る.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は,テフラ学・考古学・古生態学の学際的研究によってアレウト最古の考古遺跡を再検討するもので,アリューシャン博物館のHatfield博士やロシア科学アカデミーのSavinetsky博士らとの日米露の国際共同研究により実施した.北限近傍の環境変遷と火山噴火が,アレウトの拡散展開にどのように影響を与えたかを議論し,アーカイブとしての考古遺跡の保存についても検討している.
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