研究課題/領域番号 |
17K01264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
矢野 均 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (00166563)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 多目的計画法 / 2レベル計画法 / 単純リコース / 確率変数 / ファジィランダム変数 / パレートシュタッケルベルグ解 / 多目的計画問題 / 単純リコース問題 / 2レベル計画問題 / 推定型パレートシュタッケルベルグ解 / 楽観型パレートシュタッケルベルグ解 / 悲観型パレートシュタッケルベルグ解 / 2レベル計各問題 / 可能性測度 / 許容可能性レベル / シュタッケルベルグ解 / ソフトコンピューティング / 意思決定 |
研究成果の概要 |
本研究では、確率変数やファジィランダム変数を含む多目的2レベル単純リコース計画問題を定式化し、上位レベル意思決定者の立場において、均衡条件とパレート最適性を同時に満たすパレートシュタッケルベルグ解集合の中から満足解を導出するための対話型意思決定手法を提案した。連続型・離散型の各変数に対応して、パレートシュタッケルベルグ解が非線形計画法および混合整数計画法に基づいて導出できることを示した。また、上位レベル意思決定者が下位レベル意思決定者の選好を推測できる場合とできない場合に対応して、それぞれ、推測型、楽観型・悲観型パレートシュタッケルベルグ解の概念を導入した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会が直面する諸問題の多くは、あちら立てればこちらが立たずというトレードオフの状況における多目的意思決定問題としてとらえることができる。また、将来に対する予測が極めて困難であり、不確実性による影響を考慮した意思決定が要求されている。さらに、現実の意思決定では、複数の意思決定者が各自の利得を最大化する状況の中から均衡解を解決策として採用するものと考えられる。このような複雑な意思決定状況を数学モデルとして定式化した問題が、本研究で対象とする「不確実状況下の多目的多重レベル単純リコース計画問題」であり、提案する意思決定手法は現実の意思決定問題を解決する一助となりうる。
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